21:00以降はブルーライトカットの眼鏡をかけると夜型が改善する?

日本初の実験的な研究です。ブルーライトをカットする眼鏡をリズム障害(睡眠相後退型)の人が使ったら、夜型傾向が大幅に緩和しました。

DSPT(概日リズム睡眠障害-睡眠相後退型)の人に21時以降ブルーライトをカットする茶色い眼鏡をかけてもらったところ、DLMOという体内時計の指標は平均78分前進し、睡眠-覚醒リズムに関してはなんと132分も前進しました。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27322730 (英語)

人数が少なく、効果が明確ではない部分もありますが、これは、たとえば午前3時にならないと眠れなかった人が、午前1時前に眠れるようになるという、画期的な実験です。

もともと人間は青い光(460~480nm前後)をピンポイントに知覚する「メラノプシン」という細胞を使って、今が夜か昼なのかを判断しています。多くの場合で、蛍光灯や携帯やパソコンに含まれる青い光はその細胞を刺激してしまい、夜なのにカラダは「まだ夜が来ていない」と誤解してしまう結果、夜型になります。それをカットすればよいのではないか? というシンプルな実験ですが、結果が出たようです。

試してみる価値のある研究ですね!

 

※R&S執筆者注:もっとも自分は夕方以降サングラスをずっとかけたり、JINS PCをかけたりしても全然変わらなかったので、個人差はあるのかもしれませんが、光に過敏で、かつ生活習慣のせいで超夜型化してしまっている人には効果的なように思います

21:00以降はブルーライトカットの眼鏡をかけると夜型が改善する?” に対して1件のコメントがあります。

  1. ぼぶ より:

    iOSでも時間帯指定でブルーライト低減する機能が出ました。http://www.apple.com/jp/ios/updates/
    最低照度より、更に暗くする方法もあります。
    http://iphone-mania.jp/news-92737/

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