睡眠リズム障害という病気

「どんなに頑張っても朝起きられない」
「疲れていても、早い時間に寝つくことが難しい」
「遅刻・欠席しすぎて留年しそう、クビになりそう」
そんな症状、睡眠リズム障害かもしれません。

思春期前後で発症することが多いこの病気。
若い人の数%程度はこの疾患を持っていると考えられていますが、「リズム障害」という疾患の知名度はとても低く、「怠けているだけ」「気合がたりない」「不真面目」というレッテルを貼られてしまい、社会からドロップアウトしてしまう人が多くいます。
お医者さんの中でも睡眠リズム障害について知っている人は限られており、「自律神経失調症」「低血圧」とだけ診断されてしまい、適切な治療がなされないことも多々あります。
一方で、都立高校の退学理由調査では43.2%が「生活リズムと学校が合わなかった」と回答しており(※)、この問題のせいで就学を続けられず、退学を余儀なくされた人も多いと考えられます。
※平成25年:都立高校中途退学者等追跡調査
また、目が全く見えない人も、体内リズムを作る大事な手がかりの光を感じにくいことから、やはりリズム障害になりやすいことが知られています。

皆さんの周りに、本人も頑張っているのに、朝全然起きれない人はいませんか?
目が見えなくて、体調が悪い日が周期的にやってくるような人はいませんか?
ぜひこの記事をシェアして頂いて、あなたの周りの助けが必要な人に届けてあげてください。気づかれていないだけで、きっと、確率的には何人かいるはずです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です