都市部の方がヒトは夜型化する

ミュンヘンで行われた研究で、農村部と都市部を比べると、農村部の方が自然の光に当たる度合いが強く、”Social jetlag”(社会的な時差ボケ)の症状も低いことが明らかになりました。

特に寝起きする時間に関しては差が大きく、”mid-sleep phase”(寝ている時間帯の真ん中。23時~7時で寝ていたら、3時)は、農村部は2.26時、都市部は3.15時と、都市部の方が夜型化することが明らかになっています。

Chronobiol Int. 2014 Apr;31(3):442-9. doi: 10.3109/07420528.2013.846350. Epub 2014 Jan 7.
Differences in circadian patterns between rural and urban populations: an epidemiological study in countryside.
Carvalho FG1, Hidalgo MP, Levandovski R.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24397277

都市生活は、体内リズムという点ではなかなか負担が大きいのかもしれませんね。

一方、この研究では、農村部ではメタボリック・シンドローム(≒成人病)が少ないもの、精神疾患の有病率は高いことが示されています。これも興味深いところです。

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